アナと雪の女王2感想【基本ネタバレなし】
↑公式サイト
というわけで、以前ちょろっと↓これ↓で報告だけしてたんですが、アナ雪2(日本語吹き替え版)観てきたのでネタバレはせずに感想でも書いていこうかと思います。
基本ネタバレはしませんが予告編とかで解禁されている内容などには触れるので、多少なりともネタバレと捉えられる内容は含まれるかもしれません。
そのため少しでもそういうのを見たくない方はここでバック推奨です。
今回は「小さいお友達が観るには難しく、大きいお友達にも何をやっているのか理解出来ない人が出るレベル」という前評判は聞いていたので色々な意味で期待して観に行ったのですが…確かにこの前評判通りだと思いました。
ストーリー自体は正直蛇足だったかなあと。
「そもそも2を制作する予定でなかったけど、あまりに周りの声が大きかったので制作した」というので納得ではありますが、前作で綺麗に分かりやすくテーマも回収して終わっていたので、「過去が明かされ真の自分に戻る回」としても今更感がありました。
各精霊たちも贔屓と言うか格差があったし、そして最終的にアレですから…。
途中でオチは読めましたけど、それアリなのっていうかそれで観てる側みんなめでたしめでたしって思えないんじゃ…っていう。
ミステリーみたいにちょっと考えないといけない込み入った話が好きな方は好きなストーリーだと思いますが、ちょっと急ぎ足で自由に解釈して下さい感+オチがああだったので、置いてきぼりにされる人も多いのではないでしょうか。
ただ各キャラクターの「見せ方」は面白かったと思います。
絵が綺麗なのはもちろんですが、前作で「ポジティブな妹」「ネガティブな姉」と描かれていた2人がそのまま成長した姿、ただ守られるだけのプリンセスではないからこそ浮き彫りになる男性陣の葛藤と役どころ。
ちゃんと笑えるようにストーリーテラーも担ってましたからね。
新キャラはおそろしく可愛いので本当に欲しい(物理)。
あとエルサは前作の
「自分を偽っていた頃(戴冠式あたり)」
「自分を曝け出した頃(すこーしもさむくないわのあたり)」
今作の
「1人真実に向かう決意を固めて挑むところ(水の精霊のあたり)」
「真の姿になったところ(全部理解して目覚めたあたり)」
で全て見た目が明確に違うので(しかもちゃんとしがらみから解放されていく様を表してそう)、小さいお友達にも理解しやすいかたちでテーマを回収していると思います。
って分かりにくい書き方になっちゃったので、白字で伏せて書きます↓
エルサの髪型が「しっかりみつあみでまとめ髪」→「おろしてサイドみつあみ」→「みつあみを解いてローポニーテール」→「全て解いてロングヘア」と変化して、自分を偽っていた、縛り付けていたものを解き放つ様を描いたのかなあと。
音楽に関しては今作も素敵でした。
前作の氷の下からの煽り図→フィンランド民謡調の曲の入りが好きすぎるので、ちょっと物足りない感はありましたが、開幕から私的に意外な人が歌いましたし、宣伝で流れてるメインテーマも良かったと思います。
が、今作は英語で聞く方が面白そうですね。
松たか子さんのミュージカルらしい歌声は宣伝CM尺で聞いたときは凄く良く感じたんですが、実際映画の1シーンで観ると字幕で観る方がしっくりハマりそうでした。
ここは吹き替えの難しさというか、どうしようもないところかもしれないですけど。
オラフのセリフもですね、凄く衝撃の大きい見せ場でのセリフも吹き替え版だからか特に小さいお友達には理解出来ないんじゃないかと思うところがありました。
実際私も後で「あのときああなってたんだ」と思ったので。
そう言えば音楽とは少しずれますが、アナもエルサも前作と声が違うように聞こえました。
まあ実際の年月も作中の年月も経過していますけど、声優さんがやられているキャラは違和感ないので、そこがプロの声優の凄さかと感じましたね。
だらだら書いてしまったんですけど、
「突然過去の真実を解き明かすことになったので過去の設定もつめつめ急ぎ足で進んでいって最終的にそうなるんかい!ってツッコミが入りそう」
な映画ではありました。
何か批判しているというか否定している内容になってしまっているかもしれないですが、アナ雪2、私はリピしたいぐらい気に入っているので誤解されませんよう。
そう、これだけどうよって書いておきながら、私は結構気に入っているんです(笑)
「小さいお友達が観るには難しく、大きいお友達にも何をやっているのか理解出来ない人が出るレベル」ではあるけど、面白かったです。
おそらく裏設定諸々が深読み出来る点が好みに合致したんだと思います。
結末自体はちょっと…思うところはありましたからね(笑)
さて、次は何を観に行こうかな~
前回のジョーカー感想↓